1995年にさかのぼりますが、当時は日本の景気はまだ好調で、わたしも円高ドル安のメリットを個人輸入で享受していました。当時は、アメリカからマニアックな Micron社のハイスペックPCを個人輸入して、味をしめたわたしは、その後も個人輸入を利用して日本では入手できないソフトウェアや、ハードウェアを扱う通販会社をさがしては入手していました。
個人輸入にハマッたころ
個人輸入をとおして、アメリカ西海岸のパソコン情報誌「MicroTimes」を知り、さらに当地シリコンバレーのパソコンショップから安く輸入するようになりました。この「MicroTimes」は、大阪の某会社が輸入して有料で配布しているのを2年以上購読していました。まだ、秋葉原がパソコンの街として生まれ変わる前夜の時期でした。同誌の写真にある体育館のように巨大なパソコンショップに驚き、日本では入手困難なデバイス類がスーパーマーケットのカートやバスケットに、セルフサービスで手にとって買える・・・・、ことを読んで驚くばかりでした。
しかも、日本の秋葉原価格の 1/2〜1/3 なので、夢のようなことが書いてありました。
事実、パソコン月刊誌「スーパー・アスキー」などでも、「1ドル100円時代の個人輸入」という特集記事を組み、シリコンバレーのパソコンショップの紹介記事でも読んで知っていました。
いつかは行ってみたい!という希望は(仕事にどっぷりと漬かっている毎日なのだが・・・)ありました。
![]() |
![]() |
|
| 写真1 旅のきっかけとなった月刊「ブルータス」 | 写真2 特にインパクトが強かった、「シリコンバレーの名所?案内記事」は、
かつて、西海岸を一人旅したたのしさを思い出させるものであった。 |
はるかかなたのシリコンバレー
ちょうどそのころ買った月刊誌「ブルータス」の特集「コンピューター三都物語」の記事で読む「シリコンバレー事情」は、わたしにとっては現実ばなれした旅へのあこがれでしかありませんでした。個人輸入を通じても、西海岸のシリコンバレーは、アメリカ国内でもコンピューター関連の最先端企業や研究機関が集まる成長著しいホットなエリアであることは知ってましたが、こうやって取材したたのしい記事を読んでいて、学生時代に西海岸を一人旅したたのしい想い出と、「2日もあれば、なんとか見て回れる旅行ができるじゃないか?」という気がしていました。
時は流れて、1997年に家業のガソリンスタンドを閉店して身辺整理が一段落しました。
今まで1年の365日を、どっぷり仕事につかっていたわたしの状況は、「毎日が日曜日」の糸の切れた凧(表現が古い?)のような状況となりました。それまでは、海外旅行には行ける状況にはなっかったのですが、心機一転、ワイフとアメリカ西海岸への旅行を計画しました。
わたしは、自分の夢を実現すべく、シリコンバレーの中心、SanJose(サンノゼ)に2泊して見学を楽しみ、残りの日程はワイフの行きたい場所(サンフランシスコ近郊)美術館、グレイラインのバス・ツアー(外国人向けもある「はとバス」)を見て、のんびりと過ごそうと甘く考えていました。
プランが組めるパック・ツアーをさがす
わたしの希望もむなしく?最終的に決定したのは、「サンフランシスコ市内+ヨセミテ国立公園見学」のパックツアーで、ホテル宿泊と往復の航空券だけのオプションなしで行くことになりました。ワイフは、「山歩き」が好きなので大幅な譲歩となりました。(涙!)日数はあるので、自分で観光案内やインターネットの情報をかき集めて、自分で立てたプランを実行していくことにしました。アメリカの美術館はすてきだ!
海外旅行はツアーしか行ったことのないワイフの心配をよそに、プランやスケジュールを自分で組立てられる楽しさを知っているわたしは、シリコンバレーに関する資料や情報をかき集めることで、旅行前の三ヶ月をたのしみました。旅行中は、わたしがワイフのサンフランシスコの市内ガイドと通訳をすることで、プランを作成してゆきました。
わたしは、以前の一人旅では、「サンフランシスコに行ったがケーブルカーだけ乗らなかった」のでたくさん乗るプランを立てました。
おかしな話ですが、外国の美術館では日本国内とちがって、絵画などには見学者を隔てるサクもなく、たいへん安い入場料でゆったりと鑑賞できます。そして、とても安全でした!
わたしたちも数ヶ所行きましたが、とても見晴らしのいい場所に点在していて館内は安全そのものです。
館内にはたいてい、女性の喜びそうなきれいなカフェテリア・レストランがあり、混んでいないのでゆっくりとすごすことができます。
有名な画家の絵画や、日本画・書(国宝級)などもあり、海外流出した名品?に出会う海外旅行もいいと思いました。美術館では一度も、日本人には出会いませんでした。
(注:パソコン情報誌「MicroTimes」は、西海岸では、無料で街角のスタンドに置いてある通販広告の情報誌です。