BlueQuartz をRAID-Box にインストール

Updated : 2004/05/15      


RAID-Box の BlueQuartz サーバー
BlueQuartz-WE の設定画面
ミニPC + RAID-Box に BlueQuartz WE をインストールしました

■ このページでは BlueQuartz WorkGroup Edition をRAID-Boxにインストールしたようすを説明しています
 オフィスやSOHO で利用できる BlueQuartz WorkGroup Edition(以降 BlueQuartz WH とよぶ) を、小型ベアボーンキットPC Asus 「Terminator P4-533」にインストールしてテストしていました。また、このケースに RAID-Box 「Accusys ACS-7500」 を組み込んで BlueQuartz WE のテストもしました。
BlueQiartz WE は、オープンソースになった Sun  Cobalt Qube3 を Project Blue Quartz のエンジニアによって、Red Hat Linux 9 に移植されたソフトウェアです。オープンソースになった Cobalt Qube 3 の移植作業は、現在も続けられていてまだすべての機能の移植は終わっていませんが、LAN のファイルサーバーとしては問題なく利用できることがわかりました。
 これからオフィスや学校などでのファイルサーバーの導入を計画されている方に、このページのインストール事例を参考にしていただければうれしいです。

■  メニュー
  1. ベアボーンキット 「Terminator P4-533」  
  2. RAID-Box 「ACS-7500」  
  3. インストールのメモ  
  4. 総合評価  

■  免責情報など

自己責任で利用してください!

 このページに書いた手順は、すべての パソコン での BlueQuartz の動作を保証するものではありません。1つの実行事例であり、参考事例として利用してください。
このページに書いた情報の利用は自己責任において行ってください。
この手順によって発生した障害や損害については、一切の責任を負いません。

 



  ベアボーンキット 「Terminator P4-533」

 サーバー用PCとして利用したベアボーンキットは、台湾 Asustek 社製 Terminator P4-533 という製品で、友人が Rupo というパソコンショップで購入した製品を借りてテストしました。インストールしてテストをするのが目的だったので、長期のロードテストはできませんでし た。また、このPCケースは手ごろなサイズなので、オフィスのデスクの下に置いて使いたいという希望もありました。手ごろなサイズでほどよいケースデザイ ンなので、以前から一度テストしてみたいマシンでした。


● テストした Terminator P4-533 の仕様

ベアボーンキッno

サイズ      181.2(W) x 275(D) x 300.6(H) mm
CPU         Intel Pentium 4 / 1.4GHz
メモリー    256MB/DDR 333 
マザーボード ASUS P4SC-E TriOptix
チップセット : SiS 651 North Bridge
                          / SiS 962 South Bridge
オンボードVGA :
オンボードNIC  : SiS
電源ユニット  : 165W

◆ [ オプション USB-2.0 カード ]
◆ [ オプション NIC : 3Com 3C905 ]

※ このマザーボード P4SC-E は、Micro-ATX ではないオリジナルの規格サイズなので、一般市販のマザーボードとは互換性がありません。




  RAID-Box 「ACS-7500」 

 テストした RAID-Box  台湾 Accusys 社製 ACS-7500 について、以前に書いた Web ページをごらんください。※1
この製品は、IDE のHDD で RAID-1 と同等の動作をするRAID カード内臓のHDDケースで、ホットスワップもできます。
RAID-1 といっても、RaidTools のような管理ツールを使わずに、ハードウェア RAID が運用できます。
小規模なオフィスのLAN で使用するファイルサーバー向きで、ハードディスクの2重化が安価であり管理が楽な製品です。
2台のハードディスクをセットしてマザーボードにつなぐと、このケース内の2台のHDDは、1台のHDDとして認識されます。
 ファイルサーバーに蓄積したドキュメントを、RAID-1 ( ミラーリング ) で冗長化する方法をテストしました。


● テストした RAID-Box の ACCUSYS ACS-7500 

RAID-Box ACS-7500の写真

 ◆ RAID-Box ACS-7500 の写真

  テストした RAID-Box は、台湾 Accusys 社製 ACS-7500 です。
以前に購入してテスト済みですが、なかなか実務で利用するチャンスのない RAID-Boxなので、今回はミラーリング(RAID-1 相当 ) ができるファイルサーバーを組んでみました。

内臓ハードディスクは、Maxtor 製品 2B020H1 (  30GB/ATA-100/5400rpm ) 2個使用しました。流体軸受けの静音HDD です。

  ※1  ACS-7500 のテスト記事





  インストールのメモ

 インストールの手順は、前ページの手順そのものは同じです。違いはハードディス クのパーティション割り当てぐらいです。
しかし、実際に RedHat Linux 9 をインストールすると、ネットワークカード( NIC )が認識されないことがわかり、PCI Slot に 3Com製 903T/TX をさしてテストを続けました。

組立て中のTerminator P4-533
 ◆ RAID-Box を組込んだ写真

 ただCD-ROM ドライブを5インチベイからはずして、RAID-Box を載換えただけで、ほかのハードウェア構成は変えていません。

 ケース内は通常の ATXケースとちがって、電源ユニットの配置がフロンパネル下部にある独特のレイアウトです。サーバーとして連続運用する場合は、リアパネル上部の排気・ 排熱ファンがないことが気になります。



RedHat Linux 9 をインストール中のサーバー
 ◆ RedHat Linux 9 をインストール中 

 RedHat Linux9 のインストールの時だけ、CD-ROM ドライブを接続しました。インストール後にファイルを転送する場合は、ファイルサーバーを利用する予定でしたが ・ ・ ・ 、なんとオンボードのネットワークチップが認識されなかった。
 dmesg のハードウェア認識情報
 手持ちのネットワークカード3C905T/TX をPCI スロットに差して認識されたのでテストを続けました。



BlueQuartz WE をインストール中の写真

 ◆ BlueQuartz WE をインストール中の写真

 RAID-Box の ACS-7500 のミラーリング用のHDDは、写真の上・下の2つのカートリッジに収納されている。カートリッジ右の丸いカギでロックされています。

 この RAID-Box のハードディスクはホットスワップもできるのですが、5インチベイをふちどっているうす紫色のワクが邪魔して取り出せません!
もしもこのベアボーンキットで ACS-7500 を使う場合は、左右のうす紫色のワクを少し削り取るようになります。ホットスワップはテストしませんでした。

 実際に稼動させてみると、自宅の部屋に置くにはファンの音がうるさいで す。Terminator の電源ファン、CPUファンに加えて、RAID-Box のファンの音が加わるので、オフィスや学校の片隅に置いて運用するのがいいでしょう。


RAID-Boxサーバーのログイン画面
 ◆ BlueQuartz のログイン画面

 BlueQuartz WE をインストール後、LANにつながっているPCからWebブラウザーでサーバーの設定をします。

  アドレス : http://aaa.bbb.ccc.ddd/login
  ユーザー   : admin
  パスワード : admin

すんなりと管理のログイン画面を表示することができました。






  総合評価 

 Terminator に BlueQuartz WE をインストールした評価ですが、オフィスの業務でファイルサーバーとして使用するならば、他のパソコンをおすすめします。マザーボードASUS P4SC-Eがオリジナルの規格製品なので、製造終了になれば代替品が入手できません。また内部温度の管理については対策が必要です。しかし家庭用や個人使用で、常時稼動でなければこのパ ソコンでも問題はないでしょう。個人宅で利用する場合は、静音化対策が必要になるかもしれません。このサイズのケースはほかになくて人気が あるようです が、自宅で使われるならば同シリーズ製品の Terminator-2 の方はケース後部上にファンがあるの安心です。

 ベアボーンキット Terminator P4-533 では、オンボードのネットワーク・チップが認識されないという問題が ありましたが、BlueQuartz WE は問題なくインストールして使用することができました。

 内臓のマザーボード P4SC-E のネットワーク・チップは RedHat Linux 9 からは認識されないのは以外でした。PCI  スロット2本あるのでNICを差すことで解決できました。できればメジャーな Intel 製品か 3Com 製品のチップがほしいところです。どうもこのマザーボードは多機能でハイコストパフォーマンスをねらった製品のようで、Linux についての配慮が少ないマザーボードのようです。Intel の純正マザーを OEM供給する Asustek 社製品は、高品質というブランドイメージがあったので個人的には残念でした。

 パソコンの技術革新はめざましく、CPU や HDD の高性能化と低価格化がすすみ、100GByte を超える HDD も 1個が1万円以下で入手できるようになりました。高額だったサーバーのRAID  も、安価でSOHOや個人宅でも利用することができますので、このページのテスト情報を参考にしてください。


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