パナソニック CF-T2 にFreeBSDをインストール

Updated : 2004/05/04      


FreeBSD Installation 
Panasonic Let's Note CF-T2

■ ノートパソコン パナソニック CF-T2 に FreeBSD をインストール
 「Panasonic Let's Note CF-T2BW1AXR」 に FreeBSDをインストールして、既存のWindowsXP とデュアルブートで利用できるようにしました。インストールの過程で CF-T2 の内部のしくみもしらべました。
CF-T2に、FreeBSDをインストール場合に参考にしてください。CF-T2 の FreeBSD は快適です。

■   FreeBSDインストールの概要
CF-T2 のハードディスク容量 30GByte のうち、既存の WondowsXPの領域をせばめて作成した領域に FreeBSD をインストールして、デュアルブートできるようにしました。
VAIOノートに 以前 FreeBSDをインストールした経験から、次のような手順で作業をしました。
  1. インストールの計画を立てる
  2. ハードディスクのパーティション割り当てを変更する
  3. FreeBSD-5.2 をインストールする。 インストール画面の写真
  4. インストールしたFreeBSDをしらべました 
  5. WindowsXP と FreeBSD が個別に起動可能なことを確認する 
  6. ブートマネージャーGAGをインストールする 
  7. Tips 
  8. インストールメモ 


 インストールの計画を立てる

 FreeBSDを CF−T2にインストールして、WindowsXP と共存させながらブートマネージャーで、2つのOSを選択して利用できるように検討しました。使いなれたFreeBSDをインストールできれば、CF- T2に Red Hat Linuxz 9 をインストールするために有益な情報が得られると考えたからです。つぎのような方法でインストールすることにしました。
  1. FreeBSD をインストールするHDD領域は、外周側の 7.8GByte の領域に変更する。
  2. FreeBSDのHDD領域のパーティション割当ては、/swap の2つの領域だけとする。
  3. ディスクの起動OSを切り替えるブートマネージャーは、FreeBSD に付属の Boot-easy を入れずに GAG を利用する。
 インストール先がノートPCなので、デスクトップPCよりも制約があり、さらにパナソニックの公式サポートを受けられるように ・ ・  ・  という条件を満たすことを優先しました。また、FreeBSD をHDDの外周側にインストールするのは、筆者が後日のチューニングをやりやすくするためのものです。ご自分の目的に合わせて自由に設定を変えてくださ い。



 ハードディスクのパーティション割り当てを変 更する

 前のページでは、FreeBSD の HDDインストール領域として、内周側に 10GByte を確保しましたが、方針をかえて外周側に 7.8GByte にパーティションを作りインストールすることにしました。
ここでは PowerQuest 社の パーティションマジック Ver.7.0  日本語版を利用しました。(ネットジャパンが日本代理店)
ハードディスクのパーティションを操作するユーティリティーはいくつかありますが、手持ちで使い慣れたパーティションマジックを利用しました。(パーティ ションマジックは、WindowsXP 対応のバージョン7以降が必要です。)

パーティションの領域割り当てを変更しました
 ※ この画面は 後述する FreeBSDインストール後に取得した Partition Magic の画像です。



 FreeBSD-5.2 をインストールする

● FreeBSD のインストールには、次の外付け機器を利用しました 
  1. USB 外付け CD-R/RW  ドライブ ( Panasonic KXL-RW40AV )
  2. USB 外付け フロッピーディスクドライブ ( IBM USB Portable Diskette Drive : Think Pad用 )
    ※ FreeBSDをネットワークインストールする場合は、最初にインストーラーだけ起動できればインストールできます。

●インストールの手順は、デスクトップPCにインストールする場合とほとんど同じ で

 約2年前までは、FreeBSDではノート専用インストーラーとしてPAOとい う イン ストーラーがありましたが、現在ではデスクトップ用インストーラーに含まれ ています。デスクトップPCとインストール手順自体は同じなので、ここではCF-T2でのポイントだけを書いておきます。

● インストールのポイントです
  1. BIOS 設定で、起動デバイスの起動順を [1.FDD] [ 2.CD-ROM ]  [ 3.HDD ] の順に設定する。
  2. インストール用CD-ROM は、FreeBSD の公式サイトからダウンロードするか雑誌の付録※1 を利用する。
  3. CD-ROMが起動後は認識されなかったので、インターネット経由のネットワークインストール※2 を利用しました。
  4. ハードディスクの領域は、swap 領域として内臓RAM の2倍の容量を確保し、残りは全部 / の領域に設定する。
  5. ブートマネージャーは今回はインストールしない。※3(ブー トマネージャーはあとでGAGをインストールする。)
  6. インストールメディアの選択では、CD-ROMではなく FTPを選ぶ。
  7. ノートPCのIPアドレスを設定する。(ルーターモデムを利用している場合は DHCP を選ぶと簡単です。)
  8. 起動用フロッピーを作成する。
※1 月刊誌「UNIX User」 2004年3月号 付録 DVD-ROM/CD-ROM の2枚を利用しました。
※2 ネットワークインストールを利用する場合は、「インストール用起動ディスク」だけあればインストールできます。
※3 WindowsXPとFreeBSD を通常のデュアルブートで使う場合は、ブートマネージャーをインストールしてください。
● FreeBSDのインストール時の画面は写真ページをごらんください

 実際のインストールでは、起動フロッピーディスクでインストーラーを起動しました。
CD-ROMは使わずに、ネットワークインストールを利用して日本のFTPサイトから直接インストールしました。
ネットワークインストールを利用したので、ネットワークインターフェースにIPアドレスを割当てる作業がありました。


 インストールしたFreeBSDをしらべました

● インストール後に集めたFreeBSD-5.2 の認識データ

dmesg、df、mount コマンドの実行結果、GENERIC ファイル など              Updated : 2004/05/04

●  FreeBSD-5.2 で認識されたハードウェアデバイス

 CPU
Intel(R) Pentium(R) M processor  900MHz (598.50-MHz 686-class CPU)
 SVGAチップ
Intel 8285xM (85xGM GMCH) SVGA controller
 ハードディスク
TOSHIBA MK4020GLS
 ネットワークチップ
RealTek 8139 10/100BaseTX
 USB チップ
Intel 82801DB (ICH4) USB controller USB-A



 WindowsXP と FreeBSD が個別に起動可能なことを確認する

 FreeBSD のインストール後の段階では、ハードディスクにはブートマネージャーをインストールしていないので、WindowsXPだけしか起動できません。作成した 「起動用フロッピー」から FreeBSD が起動できれば、ここまでのインストール作業は成功です。

● WindowsXPを起動して、パーティションマジックを起動してしらべたディスク領域の情報です。

パーティションマジックで領域情報をしらべる
 上記の状況では、WindowsXPが通常どうりに使えます。

 この時点ではFreeBSD はハーディディスクから起動できませんが、作成した「起動フロッピー」を利用して起動することができます。


 ブートマネージャーGAGをインストールする

 これまでの手順で FreeBSDのインストールが終了しましたが、ブートマネージャーをインストールしていないためにWindowsXPだけしかハードディスクからは起動 できない状態です。そこで、このセクションでは GAG (ギャグと読むらしい?) というブートマネージャーをインストールします。
  ブートマネージャーに FreeBSD付属の BootEasy を利用せずGAGを使用した理由は、あとで Linux をインストールする時にマスターブートレコードを簡単に書換えができるためです。フリーでほかにいいソフトウェアがあれば教えてください。

● GAG は、OSに依存しないブートマネージャーです。 

  GPLライセンスで配布されているソフトウェアです。
  GAGの作者はスペイン人のSergio Costas Rodriguez (RASTER SOFTWARE VIGO) さんで、原語はスペイン語です。

GAG 公式ページ http://gag.sourceforge.net/

GAG (GRAPHICAL BOOT MANAGER) 翻訳: 川岸 良治 氏
  http://www.linux.or.jp/JF/JFdocs/GAG.html

● GAG のインストール手順は 「GAGのインストール」をごらんください。 

http://whzat.minidns.net/shoko2/CF-T2/GAG/

● GAG のインストールについての注意点はつぎのとうりです。 
  1. キーボード配列の指定は、「QWERTY」を選択する。
  2. メニュー設定作業の最後に「ディスクに設定を書き込む」を実行して終了する。
  3. GAG起動用フロッピーディスクにも同じ設定作業を実行し、「緊急用起動フロッピーディスク」を作成する。



Tips


● USBフラッシュメモリーをマウントして使おう

USBフラッシュメモリーをマウントして使おう!
 Free-BSD-5.2 が起動中の CF−T2で、写真・左 のようにUSBコネクターに差すと,液晶ディスプレー画面に、認識したUSBメモリーの情報が表示されます。
認識された USBメモリーを利用するためには、マウントポイントを作成してマウントすることが必要です。

写真のUSBフラッシュメモリー
  : Xmind XM-ST16 ( 16MByte:USB.1.0 )

   USBフラッシュメモリーは、FreeBSD からは SCSI デバイス /dev/da0 として認識されます。
   利用するためには、root 権限でマウントコマンド mount_msdosfs でマウントします。
        アンマウントは、通常どうりに umount コマンドでできます。


    <  USBフラッシュメモリーをノート本体に差した  >
umass0: Hagiwara Sys-Com product 0x000e, rev 1.10/1.00, addr 2
GEOM: create disk da0 dp=0xc2ca6850
da0 at umass-sim0 bus 0 target 0 lun 0
da0: <HAGIWARA USB Flash Disk 1.00> Removable Direct Access SCSI-2 device
da0: 1.000MB/s transfers
da0: 15MB (32000 512 byte sectors: 64H 32S/T 15C)

[root@zerohalli]# mount_msdosfs /dev/da0s1 /mnt/usbfm
[root@zerohalli]# mount

/dev/ad0s2a on / (ufs, local)
devfs on /dev (devfs, local)
/dev/da0s1 on /mnt/usbfm (msdosfs, local)     # USBフラッシュメモリーをマウント

[root@zerohalli]#

    <  USBフラッシュメモリーをアンマウントする  >
[root@zerohalli]# umount /mnt/usbfm

    <  USBフラッシュメモリーをノートからはずす  >


 USBフラッシュメモリーをはずす場合は、はずす前にアンマウントを実行します。

●  WindowsXP のハードウェア領域をマウントする

   ハードディスクの WindowsXP の領域を、FreeBSD領域に作成したマウントポイント /mnt/WINDOWS_XP にマウントする。


[root@zerohalli]# mkdir /mnt/WINDOWS_XP

[root@zerohalli]# mount -t ntfs /dev/ad0s1 /mnt/WINDOWS_XP

[root@zerohalli]# mount
/dev/ad0s2a on / (ufs, local)
devfs on /dev (devfs, local)
/dev/da0s1 on /mnt/usbfm (msdosfs, local)
/dev/ad0s1 on /mnt/WINDOWS_XP (ntfs, local)   # WindowsXP 領域をマウント
[root@zerohalli]#


  USBメモ リーと同様に、使用後はアンマウントして終了させます

  ※ ハードディスク上の WindowsXP 領域をマウントして利用する場合は十分に気をつけてください!!



 インストールメモ

  1. FreeBSD のノートPCへのインストールの手順は、基本的にデスクトップPCと同じです。
  2. USB外付けフロッピードライブは、この時点では起動用として利用しました。
  3. ネットワークインストールでは、FTPサーバーに接続するまでに時間がかかるので辛抱強く待つこと。
  4. 商用の Xーサーバーである Accelerated-X のデモ版をしらべたが、まだFreeBSD-4.5 までしか対応していません。




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