La!cooda WIZ のインストール

Updated : 2006/06/18      

La!coodaWIZ の画面
グループウェア La!cooda WIZ の画面
■ グループウェア La!cooda WIZ のインストール手順を説明しています
 La!cooda WIZ (らくーだウィズ) は無償で,利用できる 高 性能グループウェアです。インストールが簡単です。
LANに接続したパソコンのブラウザーから、会社部署、学校、オフィスでの予定管理、スケジュール管理、施設管理、情報共有 ・ ・ ・ などが簡単にできて便利です。
このページでは La!cooda WIZ を Linux ( FedoraCore2 ) へインストールする手順を説明しています。
利用方法については書いていませんので、ヘルプ画面、公式サイトのFAQ、ファンクラブ ・ ・ ・ などをご覧ください。

補足情報 : IBM/ThinkPad X22 上の Fedora Core 4 にて La!cooda WIZ を問題なくインストールできました。2006/04/05
■  メニュー
    1. La!cooda WIZ ってなに?
    2. 必要なもの
    3. Linux の準備
    4. 連携するソフトウェアのインストール
    5. La!cooda WIZ のインストール
    6. ログインする
    7. 使いかた
    8. メモ

  La!cooda WIZ ってなに?

 グループウェアは、会社、学校、オフィスなどのLAN環境で、スタッフの情報共 有やコミュニケーションをするためのソフトウェアです。小さなオフィスでは、スタッフ全員が予定表・掲示板の記入・確認 ・ ・ ・ などは直接会話のコミュニケー ションでできます。しかし、時間帯シフト制のオフィスや、スタッフが広いオフィスに分散している場合は、新しい情報の伝達や、ひんぱんに変更される予定表 告知が通常の掲示板では限界があります。
グループウェアは、こういったオフィスでのスタッフ間の情報共有やコミュニケーションを、1つのサーバーで一元的に管理するために便利なソフトウェアで す。
 ■ 無償で使えてインストールがやさしい La!cooda WIZ 
現在、LAN利用できる商用グループウェアでは、Sybouz、Outlook、 Notes/Domino、・ ・ ・ などがメジャーです。
また、無償で利用できるグループウェアにはつぎのようなソフトウェアがあります。

phpGroupWare 日本語版   : http://www.itheart.com/phpgw/
Group Session                 : http://www.gs.sjts.co.jp/
penguin Office 2 for web  : http://www.penguin.ne.jp/
SkyBoard                         : http://www.tms-px.co.jp/sky/sky.html
La!cooda WIZ         : http://wiz.syscon.co.jp/
このページでは、インストールがかんたんで使い勝手のよい La!cooda WIZ のインストール手順を説明します。

La!cooda WIZ の 一般機能     : http://wiz.syscon.co.jp/Kinou1.htm
                      オンラインデモ  : http://wiz.syscon.co.jp/Demo.htm
           FAQのページ  : http://wiz.syscon.co.jp/FAQ.htm

La!cooda WIZ の Linux 版を FadoraCore2 にインストールする手順を説明します。インストール作業は、すべてGUI 環境(GNOMEデスクトップ)で行います。インストールするソフトウェアもすべて RPMパッケージを利用しますので簡単にできます。

 また、ここではオフィスや学校のLANで使用することを想定しています。セキュリティー対策は書いていません。
ネットワーク管理者の方は、利用環境に応 じたセキュリティー対策をしてください。

  La!cooda WIZ (らくーだ・ウィズ)は、株式会社システムコンサルタンツの開発した グループウェアです。
URL : http://wiz.syscon.co.jp/
商用(販売など)目的でないユーザーがインストールして利用する場合は、従来ど うり無償で利用できます。



  必要な もの

   La!coodaWIZ をインストールして利用するための環境
サーバーマシンの要件ですが、CPUは Pentium または Celeron 400MHz 以上、メモリーは256MB を推奨 ( 最低 64MB )、HDD
容量は明記されていませんが 3GB ( Linux  +  ソフトウェア + データ領域 )以上あれば試用するには充分でしょう。

  インストールしてテストした環境です
@ サーバーとして利用するパソコン

[ テストしたマシン ]  自作パソコン: 古くても安定したマシンをえらぶ

 マシン A
 マシン B
   CPU
  Celeron 533MHz ( Socket 370 )
  Pentium4 1.4GHz ( Socket 423  )
   メモリー
  128MB ( PC-100 SD-RAM)
  RIM 256MByte ( PC-800/45ns )
   マザーボード
  FreeTech B6F215B
  Asustek P4T-M
   グラフィックカード
  オンボード
  Leadtek  WinFast  GeForce256  DDR-32MB
   ネットワークカード
  オンボード Raaltek RTL-1839C
   3Com90
  ハードディスク
   Seagate ST-34
  CD-ROMドライブ   Slim CD-ROM Drive 東芝 
  RICOH MP7063A  CD-R/W ATAPI
  フロッピードライブ   なし
   3.5 インチ2モードFDD
   キーボード
  英語 105 キーボード   英語 105 キーボード
   マウス
  Logicool TrackMan marble FX    Logicool TrackMan marble FX
  ケース
  C-138 リバティー
   BSCC-MA1 バリューウェーブ

A FedoraCore2 Linux

OSの Linux は、FedoraCore2 Linux を利用しました。( FedoraCore1 と 2 で動作確認済み )
・ Linux  系の月刊誌の付録 CD-ROM や DVD-ROM を入手することで利用できます。
・ FedoraCore の公式サイトから「インストール用CD-ROM」のISOイメージを無償でダウンロードできます。
B Apache-2.0.X、PHP4.3、PostgreSQL-7.4

上記の「FedoraCore2 「インストール用CD−ROM」に収録されている RPM パッケージを利用します。
C La!cooda WIZ

La!cooda WIZ の開発・配布元の株式会社システムコンサルタンツの Webサイトからダウンロードします。
ダウンロードのページで「La!cooda WIZ の使用許諾書」に同意できればダウンロードすることができます。

URL:  http://wiz.syscon.co.jp/License.htm
  La!cooda WIZ の Linux 版 をダウンロードします。



  Linux の準備 

FedoraCore 2 のインストールは次のような仕様で行いました。
すでにインストール済みの場合は次のセクションにスキップしてください。

  Language Selection  インス トール時に使用する言語を選択 ( Japanese )
 インストールの種類  「ワークステーション」選択
 ディスクパーティションの設定  「Disk Druid を使用して手動パーティション設定」
 ディスクの設定   /var を共有に使うので、/var を最大限の容量に設定する
 事例 /   : 3〜4GBぐらい
   /var  : 残ったHDD領域全部
   swap : サーバーのRAM の 1.2〜2倍の容量
 ネットワークの設定   固定IPアドレスを設定:192.168.0.22 ネットマスク 255.255.255.0
 ホスト名: celeron
デフォルトゲートウェイ: 192.168.0.1 ルーターのIPアドレス
DNS : 加入プロバイダーのDNSサーバーのIPアドレス
 セキュリティーの設定  「ファイアーウォールなし」
 パッケージグループの設定  ワークステーション
  「カスタマイズ」を選び必要な以下のパッケージを追加する
・ GNOMEデスクトップ環境
・ Webサーバ
・ SQLデ−タベースサーバ
 ブートディスクの作成  作成する ( FD1枚 )
 Xのカスタマイズ  デフォルト設定
※ ハードディスクのパーティションは、大容量ディスクを使える場合はパーティションを適切に分割してください。
※  X-Window は、La!cooda WIZ では利用しませんが、デスクトップ環境を使いたい方はインストールしてください。



  連携す るソフトウェアのインストール 

 FedoraCore2 Linux をインストール後、La!coodaWIZ をインストールする前に、連携させるソフトウェアをインストールします。
Apache、PHP4、PostgreSQL を連携させますが、すでに FedoraCore2 と同時に3つをインストールしてあれば設定だけで終わりです。もしもインストールしていなければ、CD-ROMからインストールします。

@  Apache、PHP4、PostgreSQL がすでにインストールされているか確認

  RPM コマンドを使いすでにインストールされているか確認する

  <<  Apache がインストールされているか確認する>>
[root@fedora2 root]# rpm -qa | grep httpd
httpd-2.0.50-2.1
httpd-manual-2.0.50-2.1
system-config-httpd-1.2.0-3

  <<  PHP4 がインストールされているか確認する>>
[root@fedora2 root]# rpm -qa | grep php-4
php-4.3.8-2.1

  <<  PostgreSQL がインストールされているか確認する>>
[root@fedora2 root]# rpm -qa | grep postgresql
postgresql-server-7.4.2-1
postgresql-libs-7.4.2-1
postgresql-7.4.2-1

  上記のコマンド実行結果では、すでにインストール済みです。


A Apache をインストールする ( httpd-2.0.XX がインストールされていない場合 )

 CD-ROM #

# mount /mnt/cdrom
# cd /mnt/cdrom/RPMS/
# rpm -ivh httpd-2.0.50-2.1
# cd /
# umount /mnt/cdrom


B PHP-4 をインストールする ( PHP-4.XX がインストールされていない場合


# mount /mnt/cdrom
# cd /mnt/cdrom/RPMS
# rpm -ivh php-4.3.8-2.1
# cd /
# umount /mnt/cdrom


C PostgreSQL をインストールする ( PostgreSQL-.XX がインストールされていない場合 )


# mount /mnt/cdrom
# cd /mnt/cdrom/RPMS
# rpm -ivh postgresql-*
# cd /
# umount /mnt/cdrom






  連携す るソフトウェアの設定 

上記の3つのソフトウェアは、La!cooda WIZ の部品として利用するために、以下の「連携させるための設定」をします。

@ PHP の設定ファイル /etc/php.ini をエディターで設定

  /etc/php.ini  の317行目、 809〜813行目の行頭にある ; (セミコロン) を削除して設定を有効にします。

<< 途中を省略 >>
          ; You should do your best to write your scripts so that they do not require
          ; register_globals to be on;  Using form variables as globals can easily lead
          ; to possible security problems, if the code is not very well thought of.
    317 ; register_globals = On    <-- On に設定する

<< 途中を省略 >>
          [mbstring]
    809 ; mbstring.internal_encoding = EUC-JP
    810 ; mbstring.http_input = auto
    811 ; mbstring.http_output = SJIS
    812 ; mbstring.detect_order = auto
    813 ; mbstring.substitute_character = none;
<< 途中を省略 >>

  ※ 行頭の行番号は、変更ヶ所の説明のために付けています。実際の設定ファイルには行番号はありません。

A Apache の設定ファイル /etc/httpd/conf/httpd.conf をエディターで設定

日本語表示での文字化け対策として、AddDefaultCharset の行をコメントアウトする
PHP4 のモジュールを有効にする設定行を追加する

<< 途中を省略 >>
# AddDefaultCharset ISO-8859-1   <-- 行頭に # を付ける

<<  途中を省略  >>
## La!cooda WIZ section  2004/07/21 ##  <-- コメントを付けるとメンテしやすい
<IfDefine HAVE_PHP4>
        LoadModule php4_module modules/libphp4.so
        LoadFile /usr/lib/php4/pgsql.so
</IfDefine>
<< 途中を省略 >>


設定終了後に Apache を再起動させて設定を反映させます。
Linux の起動時に Apache を自動起動させる設定をします。

# /etc/rc.d/initrd/httpd start
# chkconfig --level 345 httpd on



B PostgreSQL は起動させてコマンドラインから設定

PHP のアプリケーションからPostgreSQL へアクセスを可能にする設定をする。
/var/lib/postgresql/data/pg_hba.conf の以下の行の行頭にある # を取る(48行目)。

    48  #host    all     all     127.0.0.1     255.255.255.255   trust


PHP 起動時にデバッグ表示しない設定と TCP/IP 経由の接続を許可する設定をする。
/var/lib/postgresql/data/pg_hba.conf の以下の行の行頭にある # を取る。

    30  #tcpip_socket = true

   122 #silent_mode = true


PostgreSQLを起動させる。
Linux の起動時に PostgreSQL を自動起動させる設定をします。

# chkconfig --level 345 postgresql on
# /etc/rc.d/initrd/postgresql start






  La!cooda WIZ のインストール

ダウンロードした La!cooda WIZ のソフトウェアを root 権限で解凍・インストールします。
インストール用スクリプトを実行して、表示される質問に答えるかたちで設定をします。

  質問による設定事項は次のとおりです。
  1. Apache のドキュメントルートのパス
  2. サーバー名
  3. Apache の実行ユーザー
  4. データベースのユーザー
@  インストールする


        # cd /usr/local/src
        # tar zxvf lacoodawiz/wiz_linux_1.1.3.tar.gz


A La!cooda WIZ のデータベース作成スクリプトを実行する

スクリプトの実行は PosrgreSQL のユーザー postgres のユーザー権限で実行します。

   # cd wiz
   # su - postgres
   $ cd /usr/local/src/wiz
   $ ./postgres.sh         スクリプト postgres.sh 実行する
       ・・・・・・・
       Name your database.(default:masters) -> masters  データベース名を master という名前にした。
       Name database username,(default:nobody) -> nobody  データベースに接続するユーザーは nobody

            La!cooda WIZ のためのデータベースが生成される。
  
      $ exit
      #


B La!cooda WIZ の基本設定用スクリプトを実行する

スクリプト /usr/local/src/wiz/root.sh を実行すると /var/www/htlm/wiz/gw.php が自動生成される。

      # ./root.sh

      Where is DocumentRoot of Apache? -> /var/www/html   ドキュメントルートを設定する

      wheat is your server name?(default:localhost)   -> localhost  サーバー名を設定する

      Name httpd username.(default;nobody) -> apache  Apache の実行ユーザーを設定する

      Name database username.(default:nobody) -> nobody  データベースのユーザーを設定する

  ※  サーバー名をあらかじめ設定してある場合は、そのサーバー名を設定する。
         (/etc/hosts を参照する。) サーバー名を決めていない場合は、localhost にしておく。

    スクリプト /usr/local/src/wiz/root.sh で生成された gw.php を変更したい場合は、再度 root.sh を実行すればよい。

以上の設定事項は  /var/www/htlm/wiz/gw.php に保存される。


       <?
       $host = "localhost";
       $masterdb = "masters";
       $db_user = "nobody";
       $db_password = "";
       $db_port = "5432";
       $admin = "";
       $maxfilesize = "5242880";
       $hostname = "localhost";
       $db_type = "PostgreSQL";
       $os_type = "Linux";
       $savefile_path = "./files/";
       $_ROOT_DIR_ = "/var/www/html/wiz/";
       $_ROOT_URL_ = "http://192.168.0.100/wiz/";
       ?>

  ※ $_ROOT_URL_ は、テスト環境のためサーバー名を IPアドレスに置き換えています。



  ログイ ンする

@  LANにつながったWindows のPCのブラウザーで接続する

URL :  http://[サーバーのIPアドレス]/wiz/
事例: http://192.168.0.22/wiz/
A  ユーザー名とパスワードを入力してログインする

    「ユーザー認証Window」には、以下の初期管理者アカウントでログインする。

        ユーザー名:admin
        パスワード:wiz=0yen

LAcoodaWIZ のログイン画面
このパスワードは管理者用のデフォルト値なの で、ログイン後に変更すること!

ログインすると次のような グループウェアの画面が表示されて利用できます。



 ↑ 画面左側のメニューがら作業項目をクリックして選び、開いた右側のぺージに詳細な情報を記入します。

まず最初に管理者パスワードを変更して、利用者をユーザー登録をします。


  使い方

La!cooda WIZ の使いかた、オフィスでの導入方法については、公式ページや開発元の株式会社システムコンサルタンツのページを参考にしてください。

   使いかたと事例 :   La!coora WIZ の公式ページの「機能説明」をごらんください。
         FAQ :  FAQ ( よくある質問 )

機能の説明ページ


● 日経 Linux の紹介記事

 月刊誌「日経 Linux」2004年2月号に、特集記事でかんたんな説明が掲載されています。

La!cooda WIZ ファンクラブ

 La!cooda WIZ の公式ページから「La!cooda WIZ ファンクラブ」のページにリンクが張られています。
http://wiz.syscon.co.jp/xoops/modules/newbb/
 La!cooda WIZ の運用技術を学ぶことができるサイトです。

【 社内運用ルールもつくろう  】
 グループウェアはメンバー全員が情報共有の「掲示板」として使うことでパワーを 発揮します。実際にグループウェアを導入する場合は、社内情報伝達手段と位置付けるための「社内運用ルール」をあらかじめ準備しましょう。
「グループウェアの操作手順」の練習をする時に、「社内運用ルール」をいっしょに教えてしまうと円滑に利用できます。たとえば最低限「出社したらまずスケ ジュー ル表を確認する。」「新しいスケジュールが確定した時点で即記入する。」などです。



  メモ

 Linux や FreeBSD で利用できるグループウェアは、以前にもテストでインストールしたことがありました。はじめて一般的な会社の部・課レベルのネットワークで試用した時は、 サイボウズ社のグループウェアが使いやすく感じました。
グループウェアはオフィスの業務活動に密着した用途のソフトウェアなので、できればサポート・安心 ・ ・ ・ を買うという観点から商用ソフトをおすすめしたいところです。しかし、中小企業や小規模オフィスなどでパソコン・ネットワークの管理者がいない環境では、 投資効果のわからないグループウェアの導入は困難です。そこで、まず最初に商用版グループウェアの「お試し版」や、フリー版のグループウェアで評価テスト す るこ とをおすすめします。このページで紹介した La!cooda WIZ はそういう状況でのテスト導入にはピッタリです。
自社内で評価期間を決めてテスト導入をして、メリット、問題点、管理方法・・・などを評価検討したのちに、本格導入すればよいわけです。商用目的でないの で、自社内での責任・管理でインストール・運用するのなら、そのまま無償で利用できます。また、サポートや管理が必要であれば有償版を購入して安心して利 用を続けることができます。

謝 辞
  使いやすくてインストールの簡単な La!cooda WIZ を公開してくださった株式会社システムコンサルタンツさんには感謝しています。また、今までの開発やメンテナンスに参加された関係者の皆さんにも感謝して います。



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