apt コマンドを Fedora Core3 でつかう

Updated : 2005/05/01       
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■ このページでは apt コマンドの Fedora Core Linux3での使いかたを説明します
 apt コマンドは、 Frdora Core Linux 3 でもかんたんにインストールして使うことができます。
RedHat から Fedora Core に移行したことで、従来からある RPMパッケージ管理は up2date と apt に加えて yum も利用できるようになりました。yum も便利ですが、ここでは apt コマンドをインストールする手順を説明します。

■  ページのメニュー 
  1. Fedora Core Linux での注意点 
  2. apt for RPM を入手する 
  3. apt をインストールする 
  4. apt コマンドでパッケージをインストールする 
  5. up2date を併用する 
  6. メモランダム 

■ 免責情報・謝辞など


このページの情報は自己責任で利用してください。
このページの筆者は、FreshRPMS の開発・保守をしているコミュニティー とは関係ありません。また当ページの記述事項はインターネットや書籍、自分の体験や実験を基にしたものです。
記述事項と FreshRPMSの公開ドキュメントのあいだに違いがあるときは、FreshRPMSのアナウンスを優先してください。だれでもが Linux たのしめる apt コマンドとその運用管理をしてくれているコミュニティーの関係者のみなさんに感謝しています


  Fedora Core Linux での注意点 

 ■ Fedora Core3をインストールして気づいた注意事項です
 Fedora Core Linux をテストしていて気づいたことを書いておきます。

1、 Fedora Core は RedHat Linux のアルファー版となった
Fedora は RedHat Linux のアルファー版的位置づけが鮮明になった。
Fedora 毎年2回ほど新しいリリースが公開され、内容も大幅に変更されることが多いようだ。

1、Fedora3をデフォルト設定でインストールするとSELinuxがインス トールされる
サーバー用途については歓迎できる。
SELinuxが必要ない場合は、インストール時にあえて Didableにする必要がある。

2、up2date は以前のような登録手続きを必要とせず簡単に利用できるようになった。
up2date は時間がかかるが、重要なアップデート項目を最優先で更新できるので併用する。
3、apt コマンドでRPMパッケージを更新できる期間はリリース後約2年間のようだ?
自宅サーバー(RedHat 9)では apt コマンドを使ってRPMパッケージを更新してきましたが、去年から更新できなくなりました。詳しく調べていませんが、Fedora Core についてもアップデートファイルがサポートされる期間は約2年間ぐらいではないかと推測しています。



  apt for RPM を入手する 

 ■ freshrpms から apt for RPMS の RPMパッケージをダウンロードする
ダウンロードするマシンはすでに Fedora Core 3 がインストール済みで、インターネット接続できるものとして説明します。

  freshrpms公式サイト :  http://freshrpms.net/

  ダウンロードするFedora Core 3のパッケージファイル:
    apt-0.5.15cnc6-1.1.fc3.fr.i386.rpm
    apt-devel-0.5.15cnc6-1.1.fc3.fr.i386.rpm

 ・ GUI環境が使える場合は Mozilla や FireFox などを利用して上記のURLからダウンロードできます。
 ・ CUI環境ではユーザー権限でログインし、コンソール画面より次の wget コマンドを実行してダウンロードする。


$ wget http://ftp.freshrpms.net/pub/freshrpms/fedora/linux/3/apt/apt-0.5.15cnc6-1.1.fc3.fr.i386.rpm
--22:41:45--  http://ftp.freshrpms.net/pub/freshrpms/fedora/linux/3/apt/apt-0.5.15cnc6-1.1.fc3.fr.i386.rpm
           => `apt-0.5.15cnc6-1.1.fc3.fr.i386.rpm'
ftp.freshrpms.net をDNSに問いあわせています... 193.1.219.82
ftp.freshrpms.net[193.1.219.82]:80 に接続しています... 接続しました。
HTTP による接続要求を送信しました、応答を待っています... 200 OK
長さ: 958,906 [application/x-redhat-package-manager]

100%[======================================================================>] 958,906      100.91K/s    ETA 00:00
22:41:56 (97.55 KB/s) - `apt-0.5.15cnc6-1.1.fc3.fr.i386.rpm' saved [958,906/958,906]
 $ wget http://ftp.freshrpms.net/pub/freshrpms/fedora/linux/3/apt/apt-devel-0.5.15cnc6-1.1.fc3.fr.i386.rpm
--22:41:56--  http://ftp.freshrpms.net/pub/freshrpms/fedora/linux/3/apt/apt-devel-0.5.15cnc6-1.1.fc3.fr.i386.rpm
           => `apt-devel-0.5.15cnc6-1.1.fc3.fr.i386.rpm'
ftp.freshrpms.net をDNSに問いあわせています... 193.1.219.82
ftp.freshrpms.net[193.1.219.82]:80 に接続しています... 接続しました。
HTTP による接続要求を送信しました、応答を待っています... 200 OK
長さ: 574,442 [application/x-redhat-package-manager]

100%[======================================================================>] 574,442      100.99K/s    ETA 00:00

  ※ 黄色でマークしたコマンド行 は1行です。

◎ 次のスクリプトをダウンロードして実行させるとかんたんにダウンロードできます。

ダウンロードスクリプト : freshrpms-fedora3.sh  

$ wget http://whzat.minidns.net/shoko2/apt/fedora3/freshrpms-fedora3.sh
# chmod u+x freshrpms-fedora3.sh   <---  パーミッションを変更する
# ./freshrpms-fedora3.sh   <- -- スクリプトを実行する

 ※ このスクリプトは実行環境にあわせて修正をしてください。


  apt インストールする 

 ■ root権限で apt のパッケージをインストールする


# rpm -ivh apt-0.5.15cnc6-1.1.fc3.fr.i386.rpm apt-devel-0.5.15cnc6-1.1.fc3.fr.i386.rpm
警告: apt-0.5.15cnc6-1.1.fc3.fr.i386.rpm: V3 DSA signature: NOKEY, key ID e42d547b
Preparing...               ########################################### [100%]
   1:apt                    ########################################### [ 50%]
   2:apt-devel            ########################################### [100%]


  ダウンロードした2つのパッケージを同時にインストールする。

  ■ インストールされたことを確認する


# rpm -qa | grep apt <---  RPMパッケージから apt という文字を検索する
apt-devel-0.5.15cnc6-1.1.fc3.fr
synaptics-0.13.5-5
apt-0.5.15cnc6-1.1.fc3.fr
 

  インストールした2個のパッケージが表示されれば成 功 です。

 ■ apt コマンドで rpm パッケージを最新版にアップデートする
FedoraCore 3では /etc/apt/source.list を編集しなくてもデフォルト設定のままで利用できます。

通常使うコマンドは次のものです
apt-get update     #最新版パッケージリストを取得する
apt-get upgrade   #取得したパッケージリストにしたがって更新を実行する
apt-get remove  #パッケージを削除する
apt-get clean   # ダウンロードした RPMアーカイブを削除する
apt-get check   # RPMパッケージの依存関係に矛盾はないか確認する


# apt-get update       <-------  最新のパッケージ情報を取得する
Get:1 http://ayo.freshrpms.net fedora/linux/3/i386 release [2138B]
Fetched 2138B in 1s (1843B/s)
Get:1 http://ayo.freshrpms.net fedora/linux/3/i386/core pkglist [1668kB]
Get:2 http://ayo.freshrpms.net fedora/linux/3/i386/core release [151B]
Get:3 http://ayo.freshrpms.net fedora/linux/3/i386/updates pkglist [982kB]
Get:4 http://ayo.freshrpms.net fedora/linux/3/i386/updates release [157B]
Get:5 http://ayo.freshrpms.net fedora/linux/3/i386/freshrpms pkglist [241kB]
Get:6 http://ayo.freshrpms.net fedora/linux/3/i386/freshrpms release [161B]
Fetched 2892kB in 26s (109kB/s)
Reading Package Lists... Done
Building Dependency Tree... Done

# apt-get upgrade       <------- パッケージの更新を実行する
Reading Package Lists... Done
Building Dependency Tree... Done
The following packages will be upgraded
  HelixPlayer ImageMagick NetworkManager NetworkManager-gnome Omni Omni-foomatic alsa-lib alsa-lib-devel apr arts at bash
  bind-libs bind-utils boost boost-devel cups cups-libs cvs dbus dbus-devel dbus-glib dbus-python dbus-x11 devhelp dhclient
  dhcpv6_client dmraid dump e2fsprogs e2fsprogs-devel elinks emacs emacs-common emacs-lei
  << 途中を省略 >>
  xorg-x11-deprecated-libs-devel xorg-x11-devel xorg-x11-font-utils xorg-x11-libs xorg-x11-tools xorg-x11-twm xorg-x11-xauth
  xorg-x11-xfs yum zip
The following packages have been kept back
  curl curl-devel hal
193 upgraded, 0 newly installed, 0 removed and 3 not upgraded.  <------  193個が更新され3個は更新されない
Need to get 336MB of archives.                     <-------  334MBのパッケージを取得する
After unpacking 49.9MB of additional disk space will be used.   <------   更新後49.9MBのディスク容量を消費する
Do you want to continue? [Y/n]  y     <-------  更新を実行するか最終確認に同意する

Get:1 http://ayo.freshrpms.net fedora/linux/3/i386/updates tzdata 2005f-1.fc3 [413kB]
Get:2 http://ayo.freshrpms.net fedora/linux/3/i386/updates glibc-devel 2.3.5-0.fc3.1 [2016kB]
Get:3 http://ayo.freshrpms.net fedora/linux/3/i386/updates glibc-headers 2.3.5-0.fc3.1 [584kB]
Get:4 http://ayo.freshrpms.net fedora/linux/3/i386/updates glibc-common 2.3.5-0.fc3.1 [14.5MB]
  <<  途中を省略  >>
Get:190 http://ayo.freshrpms.net fedora/linux/3/i386/updates xorg-x11-font-utils 6.8.2-1.FC3.13 [299kB]
Get:191 http://ayo.freshrpms.net fedora/linux/3/i386/updates xorg-x11-tools 6.8.2-1.FC3.13 [514kB]
Get:192 http://ayo.freshrpms.net fedora/linux/3/i386/updates xorg-x11-twm 6.8.2-1.FC3.13 [337kB]
Get:193 http://ayo.freshrpms.net fedora/linux/3/i386/updates zip 2.3-26.3 [116kB]
Fetched 336MB in 46m23s (121kB/s)
Committing changes...
Preparing...             ########################################### [100%]
   1:tzdata              ########################################### [  1%]
   2:glibc-devel         ########################################### [  1%]
   3:glibc-headers       ########################################### [  2%]
   4:glibc-common        ########################################### [  2%]
   5:glibc               ########################################### [  3%]
   <<  途中を省略  >>
 190:xorg-x11-font-utils ########################################### [ 98%]
 191:xorg-x11-tools      ########################################### [ 99%]
 192:xorg-x11-twm        ########################################### [ 99%]
 193:zip                 ########################################### [100%]
Done.
You have mail in /var/spool/mail/root

  上記の作業でこのシステムの RPMパッケージは最新版に更新された。ADSL環境で約1時間ほどかかります。
  メッセージにあるように、この一連の作業では一部のパッケージがインストールされません。
  カーネルの RPMパッケージは自動更新されませんが、同URLから直接ダウンロードして手動でインストールできます。



  apt コマンドでパッケージをイ ンス トール

 ■ apt コマンドを使って rpm パッケージソフトをインストールする
apt コマンドを利用して X-CD-Roast というソフトウェアの RPMパッケージをインストールしてみる。
 ( X-CD-Roast は X-Windowデスクトップで利用できる CD/DVD作成ソフトウェアです。 )


# apt-get install xcdroast <---- インストールを実行する
Reading Package Lists... Done
Building Dependency Tree... Done
The following NEW packages will be installed:
  xcdroast
0 upgraded, 1 newly installed, 0 removed and 3 not upgraded.
Need to get 1544kB of archives.
After unpacking 3866kB of additional disk space will be used.
Get:1 http://ayo.freshrpms.net fedora/linux/3/i386/updates xcdroast 0.98a15-8 [1544kB]
Fetched 1544kB in 15s (98.7kB/s)
Committing changes...
Preparing...               ########################################### [100%]
   1:xcdroast              ########################################### [100%]
Done.

# rpm -qa | grep xcdroast  <------ パッケージがインストールされたか確認する
xcdroast-0.98a15-8
# mkdir /var/xcdroast    <------ X-CD-Roast用の作業ディレクトリを作成する




 インストールするとデスクトップから [ アプリケーション ] --> [ システムツール ] --> [ CD Wiriter ] をクリックして起動できる。
X-CD-Roast Screen shot

 左の画像が起動できればインストールは成功です。
CD/DVD ドライブが接続されていれば、CD/DVD  のコピーや作成などができます。
実際に利用する場合は、「設定」の画面で作業ディレクトリ /var/xcdroast を指定します。


このCD/DVDライティングソフトはバックアップ作成に便利です。

他のRPMパッケージも同様の手順で最新版をインストールすることができます。

● RPM パッケージについて
 apt コマンドを利用する場合には、RPM についての知識が必要になります。ソースプログラムをコンパイルしてインストールする場合は関連するプログラムも同時にインストールされますが、RPM パッケージで配布される場合は、数個のRPMパッケージに分割されていることがよくあります。RPMパッケージをインストールしても動かない場合 は、必要なパッ ケージの不足が原因であることも多いです。
たとえは、MySQL などでは、サーバーとクライアントは別々のRPMパッケージとして配布されています。そのため1台のマシンで MySQLを運用したい場合には、サーバーとクライアントの両方をインストールして利用します。
 apt コマンドは 「拡張版 rpm コマンド」のようなもので、FreshRMPS のサイトに置かれ共有されている最新版RPMパッケージを、コンソールから利用できるようにしたものです。すでにインストール済みのRPMについては自動 更新するが、インストールされていないRPMは管理しない考えると解決の糸口がみつかります。

■ たりないRPMパッケージをさがす
 たりないRPMパッケージは、apt コマンドでワイルドカードを使用してパッケージ名から関連パッケージを見つけると糸口がつかめます。

# apt-get install mysql*   <---- mysql を名前に含むRPM をさがす
Reading Package Lists... Done
Building Dependency Tree... Done
Selecting mysql-client for 'mysql*'
Selecting stronghold-php-mysql for 'mysql*'
Selecting libgda-mysql.so for 'mysql*'
  << 途中を省略 >>
0 upgraded, 43 newly installed, 0 removed and 0 not upgraded.
Need to get 27.8MB of archives.
After unpacking 98.6MB of additional disk space will be used.
Do you want to continue? [Y/n] n    <---- インストールしないので を入力する
Abort.


  上記コマンドを実行すると mysql という文字列を含むパッケージ名がすべて表示されるます。



  up2date を併用する

■ apt と up2date を使い分ける
 上記の手順で freshrpms のサイトで配布されている最新版RPMパッケージに自動更新することができました。
apt コマンドでは更新されないパッケージはカーネルなどの重要なパッケージのようです。
カーネルの最新版も freshrpms のサイトに用意されているので直接ダウンロードしてインストールすることができます。
カーネル最新版へのアップデートの判断がむずかしい場合は、up2date でカーネル更新が公示されているかどうかで判定しています。up2date を利用することで、カーネルも自動更新することができます。

up2date を起動する
 Fedora Core3 の GNOMEデスクトップ画面 にある 赤いアイコンup2date_icon をクリックして up2date を起動します。
up2date の更新ウィザードがにしたがって操作することでアップデートできます。



  メモランダム

 fereshRPMS の開発・運用している apt コマンドを、最初の RedHat Linux 8 の頃から使ってきました。
さまざまな 実験をしている当自宅サーバーでも深刻な問題もなく使い続けて3年になります。
それまで RedHatでは RPMパッケージの更新・管理は、手作業で入手・インストールするか、up2date を使って「重要なセキュリティー対策」事項だけを更新していました。Debian や Vine Linux で使った apt コマンドが、RedHat Linux でも使えるようになったことでサーバーの管理も楽になりました。サーバー管理もユビキタス時代の恩恵にあずかるようになったと解釈しています。

apt コマンドは最新版 RPMパッケージを管理・配布する方々の努力のおかげで安心して利用することができます。apt コマンドを実行する時は、パッケージ管理をしてくださるスタッフの方に感謝して使いましょう。


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