Fedora 6 を 3Dデスクトップ化する
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■ Fedora 6 の 3Dデスクトップ化手順を説明します
Linux 標準の GNOME デスクトップでは、今どきの高性能グラフィック・カードの持つ機能をフルに利用できません。Fedora6 の場合、最新グラフィック・カードの機能を引き出す AIGLX(Accelerated Indirect GLX)や XGL が標準装備されていますが利用されていません。■ 免責情報
このページでは、Fedora6 に3Dウィンドウズマネージャーの Beryl と最新の NVIDIA ドライバーをインストールして、3Dデスクトップ化する手順を紹介します。ATI 製グラフィックカードについてもは説明していません。
■ メニュー
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3Dデスクトップ化の準備
■ Fedora 6 のデスクトップを3D化するための要件
- グラフィックカードが3D対応の製品。
- グラフィックカードのLinux 用ドライバーが用意されている。( Intel 、nVIDIA、ATI 社製品)
- インターネット接続可能で yum コマンドでソフトウェアがインストール可能。
■ インストールしたマシンのスペック
項 目
仕 様
CPU
Celeron 2.9GHz
マザーボード
Intel D945PSN
メモリー
1GB DDR2/PC4300
グラフィックカード
nVIDIA GeForce 6600LE/128MB
HDD
ディスプレー
SONY SDM-S73 /17"
■ テストマシンのインストール設定
- インストールはデフォルト
- ファイアーウォールなし
- SE Linux は無効

■ 作業内容
- Fedora 6 のカーネルを入れ替える。
- 最新ドライバーをインストールする。
- 3Dウィンドウマネージャーをインストール。
- ウィンドウマネージャーを設定する
カーネルを入れ替える
■ i586 カーネルを i686 カーネルに入れ替える
Ferora6 ではインストーラーの anaconda にバグがあり、i586 アーキテクチャーのカーネルがインストールされてしまう。1、yum サービスを停止させる
Fedora Core 6 のバグ
http://memo.blogdns.net/fc6bugs.html
http://translate.google.com/translate?sourceid=navclient&hl=ja&u=http%3a%2f%2frpm%2elivna%2eorg%2f
nVIDIA 社製および ATI 社製グラフィックチップの場合、最新ドライバーをインストールするために、yum コマンドで i686 アーキテクチャーのカーネルにインストールしなおす。
未確認だが、インテル製グラフィックチップを使用している場合は問題がなく、デフォルトで AIGLX と XGL を利用できるらしい。
上記「Fedora Core 6 のバグ 処置」の手順にしたがってカーネルを入れ替える
Fedora 6 のインストール直後は yum がサービス(デーモン)として自動起動するのでコマンドが実行できない。
そこでデスクトップメニューの [システム] --> [管理] -->[Services] の設定画面で yum-updatesd を停止させる。
yum コマンドが実行不能の場合、この yum-updated デーモンを停止する。
2、作業用の PAEカーネルを yum コマンドでインストールする
3、再起動して Kernel-PAE のカーネルで起動する。
# yum install kernel-PAE
# rpm -qa | grep kernel <-- カーネルを確認する
# reboot
カーネル起動時に何かキーを押して上記の画面を出し、矢印キーで PAE カーネルを選んで起動する。
4、i 586 カーネルを削除する。
5、i 686 カーネルをインストールする。
6、電源を切る。
カーネルの実際のファイル名には i586/i686 という識別マークが無いので先に i586 カーネルを削除する。
# yum remove kernel.i586
# yum install kernel.i686
# rpm -qa | grep kernel <-- カーネルを確認する
# shutdown -h now
7、マシンを i686 カーネルで起動する。
マシン起動時に何かキーを押して以下のカーネル選択メニューを表示させ、i686カーネルで起動させる。8、PAE カーネルを削除する。
PAE カーネルでない方が i 686 カーネルだ。
PAE カーネルを削除する
削除後にマシンを再起動して i686 カーネルで起動する
再起動して i686 カーネルで自動的に立上がればカーネル入れ替えは成功です。
# yum remove kernel-PAE
# reboot
nVIDIA ドライバーのインストール
1, Livna レポジトリを登録する
nVIDIA 製グラフィックカードの最新ドライバーは、ベンダーである NVIDIA のサイトではなく Livna.org から入手する。2, 最新グラフィック・ドライバーをインストール
ドライバーは yum コマンドでインストールできるので、Livna.org のレポジトリを rpm コマンドで source.list に追加する。
Fedora 6 では livna-release-6.rpm をインストールする。( livna-release-4.rpm、livna-release-5.rpm もある。 )
# rpm -ivh http://rpm.livna.org/livna-release-6.rpm
Livna.org :
http://rpm.livna.org/
nVIDIA の 最新ドライバーを Livna.org からインストールする。
最新ドライバーのインストールを確認するためにマシンを再起動する。
# yum install xorg-x11-drv-nvidia
# reboot
ATI 社製グラフィックカードの最新ドライバーの場合は、
# yum install xorg-x11-drv-ati
# reboot
X-Window が起動しログイン画面が出る直前、1秒間だけ以下の nVIDIA のロゴが表示されれる。
ロゴが表示されない場合はドライバーの読み込みに失敗している。
ログアウトして再度ログインしなおすか、マシンを再起動する。表示できなければインストールをやりなおす。
3, ウィンドウ・マネージャーとテーマのインストール
GNOME 用の3Dウィンドウ・マネージャー Beryl をLivna.org からインストールする。
3Dウィンドウ・マネージャーの Beryl と デスクトップテーマの Emelard のセットがインストールされる。
# yum install beryl-gnome
KDE 用の3Dウィンドウ・マネージャー Beryl は次のコマンドでインストールできる。
デスクトップメニューの [アプリケーション] --> [システムツール] に次の3項目が追加されれる。
# yum install beryl-kde
追加された3つの項目
Beryl Manager
3Dデスクトップの基本設定パネルBeryl Settings Manager
Beryl Settings Manager (Simple)
Livna Display Configuration
AIXGL と XGL の設定パネル
NVIDIA Display Settings
X-Server の設定パネル
また [システム} --> [設定] --> [他の個人設定] --> [Emerald Theme Manager] が追加されれる。
Emerald Theme Manager
3Dデスクトップ・テーマ Emerald の設定パネル
これで 3Dデスクトップ環境のためのソフトウェアが準備完了しました。
あとは Beryl を起動して3Dデスクトップ環境をカスタマイズします。
3Dデスクトップの設定
1, 3Dデスクトップ環境 Beryl を起動する
[アプリケーション] --> [システムツール] -->[Beryl Manager] を起動するとタスクバーに赤いアイコンが現れ常駐する。
2, Beryl の設定起動するとすぐに Beryl のデフォルト設定で3Dデスクトップが使える。
赤い Beryl アイコンが現れる
3Dデスクトップ環境は Beryl Manager で設定する。
【 例: 「キューブの回転」を設定する 】
タスクバーの Beryl Manager アイコンから [Beryl 設定] を開く
[デスクトップ] --> [キューブの回転] --> [ふるまい] の設定を enable に設定して [終了] して有効にする。
キューブの回転
「キューブの回転」を設定後、マウスカーソルをスクリーンの左又は右はじに移動させると、別の仮想デスクトップにに移動できる。
ルックアンドフィールは、上記の設定パネルでいろいろ表現を選んでカスタマイズできるのは便利だ。
最初は「切り替え時間」などは大きくして、エフェクトを遅くした方が慣れやすいだろう。
そのほか Beryl のドラマチックな画面表記や画描表現を細かく設定できる。
[Beryl の設定] については、一度に多数の設定をして画面が固まったりするトラブルがあった。
Beryl はリリース後のバージョン履歴が浅いので、まだバグがあるようです注意しましょう。
3, デスクトップテーマ Emerald の設定画面を開く
[エメラルドのテーマ設定] の設定画面では、デスクトップ上に開く窓の枠をカスタマイズできる。
エメラルドで設定できるのは、デスクトップ上に開く Window の「窓サッシ系のカスタマイズ」だけです。
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おぼえがき
■ Linux の 3Dデスクトップは必要だ
数 年前から Linux のデスクトップ環境の KDE や GNOME を利用しています。便利ですが、最新の高性能グラボのパワーを十分に引き出していないので残念でした。最近フリーの VMWare Server のホストOSとして Fedora を常用するようになりデスクトップにパワーが足りないと感じるようになりました。
■ Beryl にはまだバグがある
Fedora 6 と Ubuntu 6 を Beryl で 3Dデスクトップ化して使いましたがまだバグがあるようです。
- マシンをコールドスタートさせた初回だけ nVIDIA ドライバーが正常に読み込めないことがあった。
- Beryl の設定パネルで、5個以上の設定変更したら画面がフリーズした。
- 設定しても有効にならない設定項目があった。
■ Beryl はオープンソースのスタンダードになるか?
Beryl は、以前からあるウィンドウズマネージャー Compiz から派生したものだが、本家の Compiz よりも開発作業が速いので主流になりそうだ。
■ Beryl の最新情報の入手先
Beryl の最新版を入手できるページ
Beryl Releases
http://www.beryl-project.org/releases.php
Emerald の新しいテーマを入手できるページ
http://themes.beryl-project.org/themes.php
■ 使用中のカーネルのアーキテクチャーを知る
GNOME 端末で次のコマンドを使ってカーネルのアーキテクチャーを確認できます■ 開いたウィンドウをデスクトップ左上端から移動させる
# yum list kernel
< 省略 >
Installed Packages <-- 現在起動中のカーネルパッケージ
kernel.i686 2.6.20-1.2944.fc6 installed
Available Packages <-- 使用可能なカーネルパッケージ
kernel.i586 2.6.20-1.2948.fc6 updates
kernel.i686 2.6.20-1.2948.fc6 updates
#
Beryl を起動すると、デスクトップに開いたウィンドウが左上隅にピッタリと張り付いて現れることがあります。
移動するには、キーボードの [Alt] キーを押しながら、ウィンドウのはしをドラッグします。
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