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USB-IDE変換ケーブルをLinuxで使う
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■ USB-ATA変換ケーブルの Linux での使い方を公開します
このページは、 ノーブランド品の「USB-IDE変換ケーブルRC-SPCGA3」を Linux で利用する方法と動作検証について書いています。この製品を使うことで、 Windows パソコンからUSB接続して、ATAやSATAのハードディスクや光学ドライブを使用できます。便利なデバイスなのですが Linux での動作検証事例がないため、できる範囲で調べた結果を公開します。■ インデックス
Linux のデスクトップ環境で使えるか調べるのが目的でした。検証の結果、Linux のデストリビューションの違いが NTFS フォーマットの対応に出ました。Fedora 6 では最近リリースされた ntfs-3g をインストールすることで読み書き可能になります。このページでは ntfs-3g のインストール方法も説明しますのでお試しください。
RC-SPCGA3 について
■ 「USB-ATA/SATA 変換ケーブル」の製品概要
RC-SPCGA3 は Windows XP/2000/98SE/98 用の USB2.0 to IDE/SATA 変換アダプタです。
ハードウェアは、USB 2.0-ATA/SATA Bridge と呼ばれるチップを ATA/SATATのコネクタ部に内蔵した製品です。電源はUSBバスの +5V から供給されるため、ノートPC用の 2.5"ハードディスク(消費電力500mA以下)は、バスパワーで利用できます。また、3.5"HDD や光学ドライブの場合、付属のACアダプター電源をつないで使用できます。
RC-SPCGA3 付属品
・ USB-ATA/SATA 変換ケーブル
・ ACアダプター
・ ACケーブル
・ SATAケーブル
・ SATA電源ケーブル
・ ドライバーCD−ROM (Windows98/98SE 用のドライバーCD)
・ 日本語説明書(基本的な取扱注意事項だけで技術的な記述は一切無し。)
RC-SPCGA3 ケーブル 写真
「USB-ATA./SATA Bridge チップ」はブルーのコネクター部に内蔵されている。
PCに接続後、OSに認識されると赤色LEDが点灯する。LEDはまたデータ転送時に点滅する。
※ Windows 2000/XP およびメジャーな Linux ではドライバーをインストールせずに使用できます。
■ Linux の動作保証はないが使える
製品としての RS-SPCGA3 の対応OSは Windows98/98SE/2000/XP だけで、Linux や MacOS は対象外です。
しかし、OS側で USB 2.0 に対応していれば使用できるのが一般的です。そこでよく使用する Linux の X-Window のデスクトップから使用テストをしてみました。あくまで Linux のデスクトップから簡単に使用できるかどうかを知りたかったので、CUI(コマンドライン) での動作確認はしませんでした。
Windows 以外での使用はベンダーの保証外なので、動作しなくてもサポートは受けられません。
■ NTFS フォーマットへの対応だけ注意
Linux ごとの動作確認の結果は以下のセクションのとおりです。
・ FAT/FAT32 フォーマットと CD/DVD-RW への読み/書きはほぼ問題なく利用できる。
・ NTFS フォーマットへの書き込みができないLinux がある。
これも今後は Linux バージョンアップで NTFS 対応も解決されると期待しています。
Linux によっては FAT32 フォーマットで利用することとしました。
テスト結果一覧
■ テスト結果一覧表
O S
ATA
S-ATA
NTFS 対応
3.5"HDD
2.5"HDD
光学ドライブ 3.5" HDD Fedora 6
※1
※1
![]()
※1
ntfs-3g をインストールし読み/書き可 CentOS 5.0 ※2
※2
![]()
※2
NTFS フォーマットは読み/書き不可 Open SuSE Desktop 10.1
※3
※3
![]()
※3
NTFS フォーマットは書き込み不可 Ubuntu 6.10
![]()
![]()
![]()
![]()
NTFS フォーマットは書き込み不可 Knoppix 5.1
![]()
![]()
![]()
![]()
読み/書き可 Vine Linux 4.1
※3
※3
![]()
※3
NTFS フォーマットは書き込み不可 各OSのデスクトップでFAT32のドライブをマウントし、 Read/Write できれば○( OK) とした。
光学ドライブは DVD-R に書き込んである画像データを読めればOKとしました。
※1 NTFS フォーマットのドライブの使用には ntfs-3g をインストールしました。
※2 FAT32 は読み/書き可能。NTFS をサポートしないため読み/書き不可。
※3 FAT32 では読み/書き可能(OK) だが、NTFS では Write が不可(NG)。
■ 動作確認テストしたPCの概要
■ 検証に使ったストレージ・デバイス
PC
デバイス
製品名/型番 メ モ CPU
Celeron 2.9GHz
マザーボード
Intel D945PSN
メモリー
1GB (512MBx2)
PC-4300 DDR-2
ハードディスク
Seagate ST
160GB/7200rpm
CD/DVDドライブ
NEC
■ 方法
インターフェース
デバイス
製 品
メ モ
ATA
2.5" HDD
IBM Travelstar DJSA-210
10GB/4200rpm/500mA
IBM DLGA-32080
/4200rpm/520mA
3.5" HDD
Seagate ST320011A
20GB/7200rpm 光学ドライブ
NEC ND3540A
CD/DVD-RW ドライブ
SATA
3.5" HDD
Western Digital WD1200JS 120GB/メルコ HD-H120FBS/U
IBM Travelstar DJSA-210 Seagate ST320011A Western Digital WD1200JS
NEC ND3540A
OSが起動している状態でデバイスを接続したRC-SPCGA3 を接続し、そのOSでデバイスが認識されるか否かを確認する。
X-Window のデスクトップ環境での使用だけテストし、CUI(コマンドライン)での使用はしない。
Fedora 6
Fedora 6 のデスクトップで自動マウントされたハードディスクを開いたスクリーンショット
■ FAT/FAT32 は読み書き可能、NTFS は ntfs-3g をインストールすれば書き込みも可能
Fedora6
インターフェース デバイス FAT
NTFS
ATA 2.5" HDD ![]()
![]()
3.5" HDD ![]()
![]()
光学ドライブ
SATA 3.5" HDD ![]()
FAT/FAT32 ではデフォルで Read/Write 可能。
NTFS では ntfs-3g をインストール後 Read と Write が可能。
光学ドライブの DVD-RW で Read/Write 可能。
デスクトップの[コンピューター] を開きドライブをクリックするとマウントされる
※ 画像は Fedora 6 のデスクトップ画面です。
■ 使用後のアンマウントは手動
■ ntfs-3g のインストール
root 権限で Fedora6 のデスクトップから GNOME端末を開き、yum コマンドにより ntfs-3g をインストールする。
インストール後は FAT と同様に NTFS フォーマットの HDD に書き込み可能になる。
# yum update
# yum upgrade
# yum install ntfs-3g
ntfs-3g をインストールすることで、FAT/FAT32 および NTFS フォーマットへの読み書きが可能になる。
CentOS 5
CentOS 5 のデスクトップで 3.5"HDD が認識されたスクリーンショット
■ FAT/TAT32 フォーマットは読み書きできるが、NTFS フォーマットは読み書きできない。
| CentOS 5 |
インターフェース | デバイス | FAT |
NTFS |
| ATA | 2.5" HDD |
|
![]() |
|
| 3.5" HDD |
|
|
||
| 光学ドライブ | ||||
| SATA | 3.5" HDD |
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■ 使用後のアンマウントは手動
Open SuSE Desktop 10
Open SuSE 10.1 のデスクトップでは自動マウントされるとハードディスクが自動的に開く。
■ FAT/FAT32 は読み書き可能。NTFS は読めるが書き込みできない
| Open SuSE | インターフェース | デバイス | FAT |
NTFS |
| ATA | 2.5" HDD |
|
![]() |
|
| 3.5" HDD |
|
|
||
| 光学ドライブ | ||||
| SATA | 3.5" HDD |
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■ 使用後のアンマウントは手動
Ubuntu 6
Ubuntu 6.10 Desktop で CD-R メディアにファイルを書き込んだスナップショット
■ FAT/FAT32 は読み書き可能。NTFS は読めるが書き込みできない
| Ubuntu Linux | インターフェース | デバイス | FAT |
NTFS |
| ATA | 2.5" HDD |
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![]() |
|
| 3.5" HDD |
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||
| 光学ドライブ | ||||
| SATA | 3.5" HDD |
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ntfs-3g をインストールしても NTFS フォーマットの HDD に書き込みは不可能。
原因不明ですが ntfs-3g をインストールしても NTFS フォーマットの HDD に書き込みができませんでした。
エラーメッセージが「書き込み権限がない・・・」となっているので、ntfs-3g の設定が他の機能の関係で無効化されている可能性があります。
GNOME デスクトップ・ツールのデフォルト設定が今後改善されれば、書き込み可能になると期待しています。
Ubuntu のバージョンが 7以降にアップしたら、以下の手順で ntfs-3g をインストールしてお試しください。
■ 使用後のアンマウントは手動
■ ntfs-3g のインストール (インストール手順だけ書いていおきます)
Debian ベースの Ubuntu は apt-get コマンドを使って ntfs-3g をインストールできる。
Ubuntu は通常ユーザー権限でログインして使用するので、sudo コマンドでインストール作業するのが原則。
sudo コマンドでは実行結果が表示されないため、$ sudo su - を実行し root になって作業するのを推奨します。
1、デスクトップでGNOMEエディターを開き、apt-get コマンドの設定ファイル source.list を書き換える
/etc/apt/source.list 中で # でコメントアウトされている行 # deb・・・ の行頭の # を削除する。
2、GNOME 端末 を起動し apt-get により Debian パッケージの最新リストを取得しアップデートする
3、apt-get により ntfs-3g パッケージをインストールする
$ sudo su - 管理者モードに入る
password: ******* ユーザー・パスワードを入力
# apt-get update
# apt-get upgrade
# apt-get install ntfs-3g
< インストール完了 ># exit 管理者モードから出る
$
ntfs-3g のインストール時に依存関係の他パッケージもインストールされる。
以上のインストール手順は、Ubuntu 6 以降にバージョンアップした時にお試しください。
Knoppix 5
Knoppix 5.1.1 のデスクトップで ATA/3.5"HDD(NTFS) にデータを書き込んだスナップショット。
■ Knoppix 5.1.1 はデフォルトで FAT/FAT23 および NTFS の読み書きが可能
Knoppix 5.1J インターフェース デバイス FAT
NTFS
ATA 2.5" HDD ![]()
![]()
3.5" HDD ![]()
![]()
光学ドライブ
SATA 3.5" HDD ![]()
FAT/FAT32 と NTFS はデフォルで Read/Write 可能。
光学ドライブ(CD-RW) に Read/Write 可能。(ライティング・ソフト Kb3 を使用)
「マウント解除」をクリックしてからなずすこと!
Vine Linux 4
Vine 4.1 のデスクトップで自動マウントされたハードディスクを開いたスクリーンショット
■ Vine 4.1 はFAT/FAT32 は読み書き可能。NTFS は読めるが書き込みできない。
| Vine Linux | インターフェース | デバイス | FAT |
NTFS |
| ATA | 2.5" HDD |
|
![]() |
|
| 3.5" HDD |
|
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||
| 光学ドライブ | ||||
| SATA | 3.5" HDD |
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■ 使用後はアンマウントを手動で実行する
ntfs-3g について
■ NTFS-3G のしくみ
[root@localhost ~]# yum install ntfs-3g
< 省略 >
Dependencies Resolved
===============================================================
Package Arch Version Repository Size
===============================================================
Installing:
ntfs-3g i386 2:1.328-2.fc6 extras 147 k
Installing for dependencies:
< 省略 >
Total download size: 281 k
Is this ok [y/N]: y ← インストールの確認に同意するため y
< 省略 >
Complete!
■ NTFS-3G は開発中
現在NTFS-3G は開発中であり、使用する場合は安定版の rpm やソースおすすめします。
Fedora6 の yum コマンドと、Ubuntu 6.1 の apt-get コマンドで、ネット・インストールできることを確認しました。
あとがき
■ RC-SPCGA3 の評価
秋葉原のパソコンショップでは数種類の USB2.0 to IDE/SATA 変換ケーブルが売られています。
VMWare のゲストOSの管理に外付け大容量HDDが必要になり、はじめて RC-SPCGA3 を使いました。
この種の変換ケーブルは、以前からある「USB2.0 外付けHDDケース」とちがって、HDDドライブを何度も抜き差しして使う用途です。コネクター部やケーブルの形状など外形を調べて最初に買った製品でし た。製品テストのついでに Linux での動作確認をした結果がこのページです。RC-SPCGA3 は2千円以下の低価格製品ですが、作りもしっかりしていて動作も安定しています。テストをとおして RC-SPCGA3 は安いながらも安定した動作をすることがわかりました。
■ RC-SPCGA3 の情報
未確認ですが以下の製品がOEM元製品のようです。
Hinen Electronics (Shenzhen) Co., Ltd.
CE-USB-SATA
■ Linux デトリビューションのちがい
今回のテストでは VMWare で使用している Linux を実マシンにインストールしてテストしました。
テ ストの目的は「Linux の デスクトップ環境で USB2.0 to IDE/SATA 変換ケーブル を道具としてマウスで使用できるか?」でしたが、FAT/FAT32 ではすべての Linux で使え、NTFS では現時点で Fedora6、Knoppix5 で使えることがわかったのが収穫でした。今後、バージョンが上がればどの Linux でも NTFS で使えるようになると期待しています。
■ 謝辞
テストに使用した製品は秋葉原のPCショップ「パソコンハウス東映」で購入しました。
製品情報を調べる過程で店長様には親切な助言をいただきました。ありがとうございました。
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