USBデバイスサーバ を使う
|

■ USBデバイスサーバー Silex-SX1000U の設定方法を紹介しますこのページでは LANのネットワーク上で、USB機器の共有を可能にする「USBデバイスサーバー Silex SX-1000U」 の設定と使用方法を説明します。またOEM製品の「コレガ PS-Server」についても少し紹介します。
■ このページのメニュー
このページは、製品のメーカーである Silex 社とは関係ありません。
単に一ユーザーとして使用体験に基づいて製品の紹介と使用記を書いたものです。
このページの記述内容は、自己責任で利用してください!
USBデバイスサーバーとは?
USBデバイスサーバーは、ひとことで言うとUSB機器をネットワーク上で共有するための機器です。
ようするに、USB機器なら何でもネットワーク共有して利用できるわけです。
SOHOから中小企業ぐらいの数台のLANでも、1台のUSB機器が有効に利用できます。
離れた場所にあるUSB機器を利用できる
パソコンから離れた場所にあるUSB機器を、LANを使って使用できる。
USB機器をネットワーク共有できる
USBデバイスマネージャーにつないだUSB機器は、LANのパソコンから共有して利用できる。
ほとんどのUSB機器(USBプリンター、USB外付けハードディスク/DVDドライブ、USBフラッシュメモリー、・・・など) が利用できる。
■ Silex SX-1000U 製品パッケージの中身
付属説明書は大判1枚のダイジェスト版で、CD-ROM内の PDF版マニュアルがくわしくてわかりやすい。
製品
Silex SX-1000U 本体
AC電源アダプターとACコード
付属ソフトウェア CD-ROM
マニュアル
保証書
ウェブページのFAQも参考になる。
■ サーバー本体の写真
↑
写真上から
・ 電源ジャック
・ USB
・ LAN
←本体裏には MACアドレスがプリントされている。
USBデバイスサーバーのしくみ
このUSBデバイスサーバーでは、「仮想ネットワーク」というしくみでUSB機器をPCに接続します。
仮想ネットワークでUSB機器を共有する
PCにクライアント・ソフトをインストールしておく。
USB機器を使用するときだけサーバーに接続し、つながっているUSB機器を選んで通信できる。
クライアントPCから、USB機器を選んで「接続・切断」できる。1台のUSB機器は、接続中の1台のクライアントパソコンから使用できる。しかし同時に2台以上のパソコンからは使用できない。
仮想ネットワークでUSB機器をトンネルする
接続されたUSB機器は、自分のPC本体に直接つながっているように見えて、利用することができる。
サーバーとクライアント間の接続操作には、既存の「プリンタ共有」や「プリンタサーバー接続」のようなメンドウな手続きはない。LANケーブルを経由した仮想ネットワークのトンネルでつながっているとイメージすればいい。
インストールの手順
製品付属CD-ROMからソフトをウィザードに従ってインストール・設定します。
■ インストールの準備
説明書にしたがって Silex 1000U にケーブルをつなぐ。
サーバー本体は、電源スイッチがないため電源アダプターをACコンセントにつなぐと起動して動作する。。
SX-1000U を LANのハブ と USBのハブに接続する。
LANの■リンクランプが点灯すれば準備完了
■ インストール作業の概要
付属CD-ROM のソフトはメニュー画面で、「管理者用」か「クライアント用」のどちらかを選びインストールする。
1、「デバイスサーバの設定」は管理者用のセットアップをする
LAN管理者のPCだけにインストールする2、「アプリケーションのインストール」はクライアント用のセットアップをする
一般ユーザーのPCにインストールする
※ 管理者者用メニューでは、「クライアント用」に加えてデバイスサーバー設定ソフトがインストールされる。
管理者用PCでのインストール手順
1、LAN管理者のPCでは、CD-ROMのメニューから「デバイスサーバーの設定」を選びインストールする。
・ ファイアーウォールの通過を許可する設定をする。2、管理者のPCで動作確認をする。
・ デバイスサーバーに固定 IPアドレスを設定する。
( 実際に USBフラッシュメモリーやプリンターをつないで動作確認する。)
※1 管理者用メニューでは、ウィザードの中で SX-1000U のIPアドレス設定ができる。
※2 SX-1000U のIPアドレスは工場出荷時設定で、DHCPによる自動取得になっている。
一般ユーザー用PCでのインストール手順
1、CD−ROM内のメニューから「アプリケーションのインストール」を選びインストールする。
・ パケットがPCのファイアーウォールを通過できる許可設定をする。
2、クライアントを起動してSilex 1000U に接続する。
・ Silex 1000U につないだUSB機器が見える。
■ 注意点 と設定
- インストールするパソコンと Silex SX1000U をLAN に接続する。
- サーバー用のインストール時に適当な固定IPアドレス設定する。※1
- インストール時に( デバイスサーバーの通信を許可する)ファイアーウォールの設定を許可する。
※1: サーバー本体は、デフォルト設定で DHCP サーバーより IP アドレスを取得し、自動的に使用可能になります。
クライアントPCの多いLAN環境で利用する場合は、安定動作のために固定 IPアドレス設定をおすすめします。
使いかた
ここでは Silex 1000U につないだUSBプリンターの使いかたを説明します。
他のUSBデバイスも同じ手順で利用できます。
■ 接続と切断方法
● プリンターに接続して印刷する
1、プリンターを起動する。
2、CD-ROMのソフトをインストール後、プログラムメニューから SX_Virtual_Link を起動する。
使用する前に「接続」をクリックする
USBデバイスサーバーに接続された機器を選んで接続する。
選んだUSB機器に接続できると、パソコンからUSBデバイスとして認識されたのち利用できる。
USB機器のドライバーがない場合は、最初にドライバーを要求されるのでCD-ROMなどからインストールする。
● プリンター使用後は「切断」して終了する
USBプリンター使用後は「切断」して終了します。
・ USBハブをつなげばUSBデバイスは複数台利用できる。
SX-1000U に USB ハブを接続すれば、使用できるUSBデバイスをポートの数だけ増やすことができる。・ SX-1000U に接続された1つのUSBデバイスには1台のPCだけ接続できる。
dai
たとえば1台のUSBプリンターに、2台のPCが同時に接続して印刷することはできない。・ USBデバイスの接続は早い者勝ち
1台のパソコンからUSBデバイスに接続すると、そのUSBデバイスに他のパソコンは接続できない。
接続は早い者勝ちです、他のパソコンがあとから割り込んで接続できない。
オフィスのLANでは使用後に「切断」を忘れると、他のパソコンから接続USBデバイスが利用できません。
・ SX-1000U に接続された複数のUSBデバイスに、(重複しなければ)同時に2台以上のPCで接続し使える。
たとえばUSBデバイス5台 A、B、C、D、E が接続されていれば、パソコンXが、ABC の3台、パソコンYが D、E の2台に同時に接続できます。
他社の同機能製品を知る
■ USBデバイスサーバーの他社製品
● 国内で市販されている他社同等製品
I・O DATA USBサーバーUSL-5P コレガ USBプリントサーバCG-FPSUBD
アイオーデータ USL-5P は、5ポートのUSBハブを内臓したUSBデバイスサーバです。
コレガ CG-FPSUBD は SX-1000U のOEM製品です。両者はケースも本体基板はほとんど同じです。
■ コレガ CG-FPSUBD と同じ?
未確認ですが、SX-1000U と CG-FPSUBD のちがいは内部のファームウェアだけのようです?
写真左: Silex SX-1000U と 写真右: Corega CG-FPSUBD の外見上のちがいはケース印刷だけ?
どちらの製品も使用しましたが、両者は動作が安定していてトラブルはほとんどありません。
よくある質問
Q1 SX-1000U には USB機器がつながっているのにパソコンから接続できなくなってしまった。解決方法は?
A1 SX-1000U の電源を入れなおすか、リセットして初期化します。
(写真)
本体横のプッシュスイッチを押した状態で、電源を ON にすると工場出荷時の状態にリセットされます。
LAN の STATUS LED が■オレンジ色になればリセット完了です。
リセットすると SX-1000U の設定がすべて初期化されます。
再度付属CD−ROMのメニューから「サーバー用」の再設定をしてください。
Q2 2台のパソコンから、SX-1000U につないだ2台のUSB機器に個別に接続して利用できますか?
A2 できます。
Q3 SX-1000U にはUSB機器を何台接続できるか?
A3 USB規格では1ポートあたり最大電流は 500mA をデバイスに供給できます。
USBフラッシュ・メモーリなど消費電流が少ないデバイスでは問題ありません。
しかし、500mA以上消費するUSB機器には、その機器専用ACアダプター等で個別に供給します。
Macintosh
SX-1000U は双方向通信対応ですが、多機能プリンターや特殊機能製品には完全対応できない製品があります。
上記の対応リストの製品名がない場合は、そのプリンターに対応するプリンタサーバーを利用してください。
キャノン・プリンター PIXUS IP4300 では双方向通信が問題なく使用できています。
Q5 仮想ネットワーク接続には何番ポートが使用されているか?
A5 TCP/19540 です。
ネットワークで接続できないトラブルの原因は、パソコン側のファイアーウォール設定が多いです。
Q6 Windows VISTA で使用できるか?
A6 使用できます。
ソフトは最新版の v4.1.0 かそれ以降を、サポートページからダウンロードしてインストールします。
http://www.silex.jp/japan/support/printserver/sx1000u.html
※ Windows VISTA Ultimate では「Device Server Setup 4.1.0 」で問題なく利用できています。
あとがき
USB機器はプラグアンドプレイの家電感で使えるため、わざわざLAN共有サーバーを使う必要はないと考えていました。
しかしオフィス環境では、プリンターやスキャナーなどのメカニカルな機器では、安全な場所に常設して使いたいことがあります。
そのような用途に最適な機器だと思います。その逆に、USB機器を安全で集中管理しやすい場所に置き、LAN共有することで安心して利用できます。
また、安価なUSBカメラをハブにつなぐと他の機器のカメラ監視もできるので、座ったままで管理できます。
現在はさまざまなUSB機器が安価に入手できるので、プリンタやUSBメモリーの共有用途に固執せず、アイデアを生かしたたのしい利用方法を試してみてください。
もどる [Top] -> [書庫3] -> [USBデバイスサーバ を使う]